ビジネスメールで日程調整をしているとき、「両日とも」と「両日ともに」のどちらを使えばよいのか迷うことがありますよね。
「両日とも参加できます」と「両日ともに参加できます」では、どちらが正しいのでしょうか。
結論からいうと、「両日とも」と「両日ともに」は、どちらも正しい表現です。
意味にも大きな違いはありません。
ただし、「両日とも」は簡潔で会話に近い印象があり、「両日ともに」はやや丁寧で改まった印象があります。
取引先や目上の人へのメールで迷った場合は、「両日ともに」を選ぶと無難です。
ただし、「両日ともに大丈夫です」とだけ返信すると、相手との関係によっては少しカジュアルに聞こえることもあります。
「可能でございます」「都合がつきます」など、語尾も丁寧に整えることが大切です。
この記事では、「両日とも」と「両日ともに」の違いや正しい使い方、敬語表現、シチュエーション別の例文をわかりやすく解説します。
「両日とも」「両日ともに」はどちらもビジネスで使える表現

基本的にはどちらを使っても問題ない
「両日とも」と「両日ともに」は、どちらも文法的に問題のない表現です。
たとえば、次の2つの文章は、どちらも「2つの日程のどちらでも参加できる」という意味になります。
-
7月20日と21日は、両日とも参加できます。
-
7月20日と21日は、両日ともに参加できます。
「に」があるかどうかによって、伝えている内容が大きく変わることはありません。
そのため、ビジネスメールや社内チャット、口頭での日程調整など、幅広い場面でどちらも使用できます。
迷ったときは「両日ともに」の方がやや丁寧で無難
意味に違いはありませんが、文章全体の印象には少し違いがあります。
「両日とも」は短く簡潔で、日常会話や社内連絡でも使いやすい表現です。
一方、「両日ともに」は語調がやわらかく、文章として整った印象があります。
そのため、取引先やお客様、上司などに送るメールでは、「両日ともに」のほうが使いやすいでしょう。
ただし、「に」を付けただけで敬語になるわけではありません。
相手に丁寧な印象を与えたい場合は、次のように語尾まで整えることが大切です。
-
両日ともに参加可能です。
-
両日ともに対応可能でございます。
-
両日ともに都合がつきます。
「両日」が指すのは2つの日程のみ。
3日以上には使えません。
「両日」の「両」には、「二つのものの双方」という意味があります。
そのため、「両日」は2つの日程について述べるときに使う表現です。
たとえば、候補日が7月20日と7月21日の2日間であれば、「両日ともに参加できます」と表現できます。
一方、7月20日・21日・22日のように候補日が3日以上ある場合、「両日」を使うのは適切ではありません。
3日以上の候補がある場合は、次のような表現に言い換えましょう。
-
いずれの日程も参加可能です。
-
ご提示いただいた日程は、すべて対応可能です。
-
どの日程でも問題ございません。
ひと目でわかる早見表
「両日とも」と「両日ともに」の違いを一覧で比較
| 比較項目 | 両日とも | 両日ともに |
|---|---|---|
| 意味 | 2日間のどちらも | 2日間のどちらも |
| 文法上の正しさ | 正しい | 正しい |
| 印象 | 簡潔で会話的 | やや丁寧で改まった印象 |
| 向いている場面 | 社内メール、チャット、口頭 | 社外メール、上司への連絡、正式な文章 |
| 敬語かどうか | 敬語ではない | 敬語ではない |
| 使用できる日数 | 2日間のみ | 2日間のみ |
| 例文 | 両日とも参加できます | 両日ともに参加可能です |
どちらを使うか迷った場合は、相手との関係性や文章全体の雰囲気に合わせて選びましょう。
社外や目上の人への連絡では、「両日ともに」を使い、語尾を丁寧に整えると安心です。
「両日とも」と「両日ともに」の違いと使い分け

違いは意味よりも語感と丁寧さにある
「両日とも」と「両日ともに」には、意味のうえで大きな違いはありません。
どちらも「2つの日程の双方」「2日間のどちらも」という意味です。
違いが表れやすいのは、文章を読んだときの語感や印象です。
「両日とも」はすっきりとしていて、簡潔に伝えられます。
一方、「両日ともに」は音のつながりがやわらかく、少し改まった印象になります。
ただし、「両日とも」が失礼で、「両日ともに」が敬語というわけではありません。
あくまでも文章の雰囲気に違いがあると考えましょう。
「両日とも」は簡潔で会話的な印象
「両日とも」は、短く簡潔に伝えたい場面で使いやすい表現です。
たとえば、社内チャットや同僚とのやり取りでは、次のように使えます。
20日と21日は、両日とも参加できます。
両日とも午後であれば対応可能です。
会議室は両日とも空いています。
文章がすっきりしているため、スピードを重視する社内連絡にも向いています。
ただし、取引先やお客様へのメールで「両日とも大丈夫です」とだけ送ると、少し簡潔すぎる印象を与える可能性があります。
社外向けには、前後にお礼の言葉を添えたり、語尾を丁寧にしたりするとよいでしょう。
「両日ともに」はやや改まった丁寧な印象
「両日ともに」は、社外メールや正式な案内文などで使いやすい表現です。
たとえば、次のように使います。
ご提示いただいた2日程につきましては、両日ともに対応可能です。
7月20日と21日は、両日ともに出席いたします。
説明会は両日ともに同じ内容を予定しております。
「に」が入ることで文章の流れが整い、少しやわらかく丁寧な印象になります。
特に、日程調整への返信やイベント案内など、文章としてきれいにまとめたい場面に向いています。
結局どっちを使うべき?迷ったときの判断基準
「両日とも」と「両日ともに」のどちらを使うか迷ったときは、相手との関係性や連絡手段を基準に考えましょう。
社外メールで使う場合
取引先やお客様へのメールでは、「両日ともに」を使うと丁寧で無難です。
ただし、「両日ともに」だけで丁寧さが完成するわけではありません。
語尾も「可能です」「対応可能でございます」などに整えましょう。
ご提示いただいた7月20日、21日につきましては、両日ともに対応可能でございます。
このように、具体的な日付も書くと、行き違いを防ぎやすくなります。
社内メールやチャットで使う場合
社内メールやチャットでは、「両日とも」「両日ともに」のどちらでも問題ありません。
簡潔に伝えたい場合は、次のように「両日とも」を使えます。
20日、21日は両日とも参加できます。
上司などに少し丁寧に伝えたい場合は、次のようにすると自然です。
ご提示いただいた2日程は、両日ともに参加可能です。
口頭で伝える場合
口頭では、「両日とも」「どちらの日程でも」のような簡潔な表現が自然です。
両日とも参加できます。
どちらの日程でも大丈夫です。
「両日ともに」も間違いではありませんが、会話では少し改まって聞こえる場合があります。
相手との関係や会話の雰囲気に合わせて選びましょう。
「両日とも(に)」は失礼?目上の人に使っても大丈夫?

「両日とも(に)」自体は失礼な表現ではない
「両日とも」や「両日ともに」は、目上の人に使っても失礼にはなりません。
どちらも、2つの日程の双方を表す一般的な言葉です。
ただし、これらの表現自体は敬語ではありません。
そのため、目上の人や取引先に使う場合は、前後の言葉を丁寧に整える必要があります。
たとえば、次のように使えば問題ありません。
ご提示いただいた日程は、両日ともに参加可能です。
両日ともに対応可能でございます。
両日とも都合がつきますので、どちらでも問題ございません。
失礼に聞こえるかどうかは語尾や文全体の丁寧さで決まる
ビジネスメールでは、特定の単語だけでなく、文章全体の印象が大切です。
たとえば、取引先から候補日を提示されたときに、次の一文だけを返信するとします。
両日とも大丈夫です。
意味は伝わりますが、お礼や挨拶がなく、文章も短いため、人によっては少しぶっきらぼうに感じるかもしれません。
次のようにすると、より丁寧な印象になります。
日程をご調整いただき、ありがとうございます。
ご提示いただいた7月20日と21日は、両日ともに参加可能です。
「両日ともに」が失礼かどうかではなく、文章全体に相手への配慮が含まれているかを意識しましょう。
「両日ともに大丈夫です」はややカジュアルに聞こえることもある
「大丈夫です」は、日常会話で幅広く使われる便利な表現です。
ただし、ビジネスメールでは、何が大丈夫なのかが曖昧になったり、ややカジュアルに聞こえたりすることがあります。
特に、取引先やお客様への返信では、次のように具体的な表現へ言い換えると安心です。
| カジュアルな表現 | 丁寧な言い換え |
|---|---|
| 両日ともに大丈夫です | 両日ともに参加可能です |
| 両日とも大丈夫です | 両日とも都合がつきます |
| どちらでも大丈夫です | どちらの日程でも対応可能です |
| いつでも大丈夫です | ご提示いただいた日程はいずれも可能です |
「参加できる」「対応できる」「都合がつく」など、具体的な言葉に置き換えると、相手にも意図が正確に伝わります。
目上の人や取引先には丁寧な言い換えが安心
「両日ともに可能でございます」
「可能でございます」は、改まった場面で使いやすい表現です。
ご提示いただいた7月20日と21日は、両日ともに可能でございます。
ただし、やや硬い印象もあるため、普段からやり取りしている取引先には「両日ともに対応可能です」でも十分丁寧です。
「両日ともに都合がつきます」
自分の予定について伝える場合は、「都合がつきます」が自然です。
7月20日と21日は、両日ともに都合がつきます。
「大丈夫です」よりも意味が明確で、上司や社外の相手にも使いやすい表現です。
「ご提示いただいた2日程はいずれも対応可能です」
日程調整の返信では、「いずれも」を使った表現もおすすめです。
ご提示いただいた2日程は、いずれも対応可能です。
「両日」という言葉を使わなくても、2つの日程のどちらでも対応できることを丁寧に伝えられます。
ビジネスメールでの「両日とも(に)」の使い方と注意点

日付を併記して行き違いを防ぐのが基本
ビジネスメールで「両日ともに」を使う場合は、どの2日間を指しているのか、具体的な日付も書くことが大切です。
メールのやり取りが続いていると、途中で別の日程が追加されたり、候補日が変更されたりすることがあります。
「両日ともに可能です」とだけ書くと、相手が別の日程を想定してしまう可能性があります。
ご提示いただいた7月20日(月)と7月21日(火)は、両日ともに参加可能です。
このように日付を併記すれば、認識のずれを防ぎやすくなります。
曜日も書く場合は、カレンダーを確認し、日付との組み合わせに誤りがないよう注意しましょう。
短文すぎる返信はぶっきらぼうに見えることがある
日程調整への返信として、次のような短文だけを送ることがあります。
両日とも可能です。
意味は十分伝わりますが、取引先や目上の人に送る場合は、少し事務的に見える可能性があります。
次のように、お礼や確認の言葉を加えると印象がやわらかくなります。
日程をご提示いただき、ありがとうございます。
7月20日と21日は、両日ともに参加可能です。
どうぞよろしくお願いいたします。
長い文章を書く必要はありません。
相手への感謝や締めの挨拶を一言添えるだけでも、丁寧な印象になります。
候補日が3日以上ある場合は「いずれの日程も」を使う
「両日」は2日間に限って使う表現です。
候補日が3日以上ある場合は、「いずれの日程も」や「すべての日程で」などに言い換えましょう。
| 候補日の数 | 適した表現 |
|---|---|
| 2日 | 両日とも、両日ともに、どちらの日程も |
| 3日以上 | いずれの日程も、どの日程でも、すべての日程で |
| 日数が明確でない | ご提示いただいた日程はいずれも |
候補日が3日ある場合の例文は、次のとおりです。
ご提示いただいた3日程は、いずれも参加可能です。
7月20日、21日、22日のどの日程でも対応できます。
「両日中」と混同しないよう注意する
「両日」と「両日中」は、形が似ていますが意味が異なります。
「両日」は、2つの日を指す言葉です。
一方、「両日中」は、文脈によって「その2日間のうちに」「2日間の期間内に」という意味に受け取られます。
| 表現 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| 両日 | 2つの日 | 両日とも参加します |
| 両日とも | 2つの日のどちらも | 説明会は両日とも開催します |
| 両日中 | その2日間の期間内 | 両日中に回答します |
ただし、「両日中」は意味がわかりにくくなることもあります。
期限を伝える場合は、「7月20日または21日中に」「7月21日までに」など、具体的に書いたほうが親切です。
相手との関係性に合わせて文体をそろえる
「両日とも」と「両日ともに」のどちらを選ぶかだけでなく、メール全体の文体をそろえることも大切です。
たとえば、文章の前半が非常に丁寧なのに、日程回答だけ「両日とも大丈夫です」とすると、その部分だけカジュアルに見えることがあります。
社外向けの丁寧な文章であれば、次のように統一しましょう。
お打ち合わせ候補日をご提示いただき、ありがとうございます。
ご提示いただいた2日程は、両日ともに対応可能でございます。
社内チャットなど、簡潔さを重視する場面では、次のような表現で十分です。
20日と21日は、両日とも参加できます。
相手や場面に合った自然な丁寧さを意識しましょう。
「両日ともに大丈夫です」の丁寧な言い換え表現
社外向けの丁寧な言い換え
「両日ともに可能でございます」
ご提示いただいた7月20日と21日は、両日ともに可能でございます。
改まった印象があり、お客様や取引先への返信に使えます。
ただし、「何が可能なのか」を明確にしたい場合は、「参加可能でございます」「対応可能でございます」と具体的に書くとよいでしょう。
「両日ともに対応可能です」
7月20日、21日は、両日ともに対応可能です。
日程調整や打ち合わせの返信など、幅広い場面で使える自然な表現です。
丁寧でありながら、必要以上に硬すぎない点も特徴です。
「ご提示の2日程はいずれも都合がつきます」
ご提示いただいた2日程は、いずれも都合がつきます。
自分の予定について伝えるときに使いやすい表現です。
「大丈夫です」より具体的で、相手にも状況が伝わりやすくなります。
上司・先輩向けの自然な言い換え
「両日とも問題ございません」
ご提示いただいた日程は、両日とも問題ございません。
丁寧な表現ですが、「問題ございません」は文脈によって、許可するような印象を与えることがあります。
自分の予定について答える場合は、「両日とも参加可能です」「両日とも都合がつきます」のほうが自然なケースもあります。
「両日とも都合がつきます」
20日と21日は、両日とも都合がつきます。
上司や先輩に対しても使いやすく、丁寧すぎず自然な表現です。
「どちらの日程でも対応可能です」
どちらの日程でも対応可能です。
2つの日程であることが明確な場合に使えます。
「両日」という少し硬めの言葉を避けたい場合にもおすすめです。
同僚・社内チャットで使いやすい言い方
「両日とも大丈夫です」
20日と21日は、両日とも大丈夫です。
同僚や親しい相手との社内チャットであれば、自然に使えます。
ただし、何が大丈夫なのかを明確にしたい場合は、「参加できます」「対応できます」とするとわかりやすくなります。
「どちらでも大丈夫です」
私はどちらでも大丈夫です。
候補日が2つであることを、お互いに理解している場面で使いやすい表現です。
「両日とも参加できます」
説明会は両日とも参加できます。
参加の可否を答える場合に、簡潔でわかりやすい表現です。
断るとき・片方だけ可能なときの言い換え
両日とも都合が悪い場合
2つの日程のどちらも難しい場合は、謝罪だけでなく、可能であれば別の候補日も添えましょう。
申し訳ございませんが、ご提示いただいた2日程は、両日とも都合がつきません。
恐れ入りますが、7月20日と21日は、いずれも参加が難しい状況です。
一方の日程のみ可能な場合
片方の日程だけ対応できる場合は、可能な日を明確に伝えます。
7月20日は参加可能ですが、21日は都合がつきません。
ご提示いただいた日程のうち、7月20日であれば対応可能です。
「片方は大丈夫です」だけでは、どちらの日程を指しているのかわかりにくいため、必ず日付を書きましょう。
別候補日を提案したい場合
両日とも難しい場合は、相手に再調整をお願いするだけでなく、自分から候補日を提示するとスムーズです。
申し訳ございませんが、ご提示いただいた2日程は、両日とも都合がつきません。
7月23日または24日であれば対応可能ですが、ご都合はいかがでしょうか。
相手に再び候補日を考えてもらう負担を減らせます。
シチュエーション別:「両日とも(に)」のビジネス例文
取引先・お客様宛ての丁寧な返信メール例
株式会社〇〇
〇〇様いつもお世話になっております。
株式会社△△の△△です。
お打ち合わせの日程をご提示いただき、ありがとうございます。
ご提示いただいた7月20日と21日は、両日ともに対応可能でございます。
〇〇様のご都合のよい日時をご指定いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
日付を明記し、「対応可能でございます」と丁寧に伝えています。
相手に最終的な日程を選んでもらう場合は、「ご都合のよい日時をご指定ください」と添えるとスムーズです。
上司宛ての失礼のない返信メール例
お疲れさまです。
会議日程についてご連絡いただき、ありがとうございます。7月20日と21日は、両日ともに参加可能です。
どちらの日程でも問題ございませんので、ご都合のよい日をご指定ください。
よろしくお願いいたします。
上司への返信では、「大丈夫です」よりも「参加可能です」「都合がつきます」などの具体的な表現が自然です。
同僚や親しい相手への自然な連絡例
日程の共有ありがとうございます。
20日と21日は、両日とも参加できます。
みなさんの都合がよい日に合わせます。
社内チャットでは、必要以上に硬くせず、内容がすぐに伝わる文章が向いています。
両日とも都合が悪い場合の断り方の例文
日程をご提示いただき、ありがとうございます。
大変申し訳ございませんが、7月20日と21日は、両日ともに都合がつきません。7月23日または24日であれば対応可能ですが、再度ご調整いただくことは可能でしょうか。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
断る場合は、最初にお礼を伝えたうえで、難しいことを明確に伝えます。
別の候補日を提案できる場合は、あわせて記載しましょう。
どちらか一方のみ可能な場合の例文
日程をご提示いただき、ありがとうございます。
7月20日は参加可能ですが、21日は都合がつかない状況です。可能でしたら、7月20日でご調整いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
一方の日程のみ可能な場合は、「どちらか一方」「片方」ではなく、具体的な日付を伝えることが大切です。
「両日とも」「どちらの日程も」「いずれの日程も」の違い
「両日とも」は2日間限定で使う表現
「両日とも」は、2つの日程のどちらも該当することを表します。
7月20日と21日は、両日とも参加できます。
「両」という言葉が使われているため、基本的には2日間を対象にします。
候補日が3日以上ある場合には使用しません。
「どちらの日程も」はシンプルでわかりやすい表現
「どちらの日程も」は、2つの日程の双方を表す、わかりやすい言い方です。
ご提示いただいた日程は、どちらも参加可能です。
どちらの日程でも対応できます。
「両日」という言葉が少し硬く感じられる場合や、会話に近い自然な表現を使いたい場合に向いています。
ただし、「どちら」も基本的には2つの選択肢を前提とする言葉です。
「いずれの日程も」は候補が複数あるときにも使いやすい
「いずれの日程も」は、複数の候補日のすべてに対応できることを表せます。
ご提示いただいた日程は、いずれも参加可能です。
2つの候補日にも使えますが、3つ以上の候補がある場合にも使える点が特徴です。
候補日の数を問わず使いやすいため、ビジネスメールでは便利な表現です。
使い分けに迷ったときは伝わりやすさを優先する
それぞれの表現の違いをまとめると、次のようになります。
| 表現 | 主な対象 | 印象・特徴 |
|---|---|---|
| 両日とも | 2日間 | 簡潔でやや硬め |
| 両日ともに | 2日間 | やわらかく改まった印象 |
| どちらの日程も | 2つの日程 | シンプルでわかりやすい |
| いずれの日程も | 2つ以上の候補日 | 丁寧で幅広く使える |
| すべての日程で | 複数の日程 | 意味が明確 |
ビジネスメールでは、難しい言葉を使うことよりも、相手が迷わず理解できることが大切です。
候補日の数や相手との関係に合わせて、伝わりやすい表現を選びましょう。
「両日とも(に)」を使うときのNG例
候補日が3日以上あるのに「両日」と書いてしまう
候補日が3日以上あるにもかかわらず、「両日とも」と書くのは避けましょう。
NG例は次のとおりです。
7月20日、21日、22日は、両日とも参加できます。
「両日」は2日間を指すため、3つの日程には合いません。
次のように言い換えます。
7月20日、21日、22日は、いずれの日程も参加可能です。
ご提示いただいた3日程は、すべて対応可能です。
日付を書かずに「両日とも可能です」だけで済ませる
直前のメールに2つの日程が書かれていたとしても、返信ではできるだけ日付を併記しましょう。
両日とも可能です。
この文章だけでも意味は伝わりますが、メールのやり取りが増えたときに、どの日程を指しているのかわかりにくくなる可能性があります。
ご提示いただいた7月20日と21日は、両日ともに参加可能です。
このように具体的に書けば、確認もしやすくなります。
目上の人に「両日とも大丈夫です」とだけ送る
「両日とも大丈夫です」は間違いではありません。
しかし、目上の人や取引先に一文だけ送ると、少しカジュアルでぶっきらぼうに見えることがあります。
次のように整えると丁寧です。
日程をご提示いただき、ありがとうございます。
7月20日と21日は、両日ともに参加可能です。
「大丈夫です」を具体的な言葉に置き換え、お礼も添えるのがポイントです。
「両日中」と意味を取り違えて使う
「両日とも」と「両日中」は意味が異なります。
NG例は次のとおりです。
20日と21日は、両日中参加できます。
この文章では、「2日間とも参加できる」のか、「2日間のうちに参加できる」のかがわかりにくくなります。
2日間のどちらにも参加できる場合は、次のように書きましょう。
20日と21日は、両日とも参加できます。
期限を表す場合は、具体的な日付を使います。
7月21日中に回答いたします。
「共に」と「ともに」はどちらを使う?表記の考え方
公用文では意味によって漢字とひらがなを使い分ける考え方がある
「ともに」には、漢字で「共に」と書く場合と、ひらがなで「ともに」と書く場合があります。
どちらか一方が常に間違いというわけではありません。
一般的には、「一緒に」という意味を強く表す場合は「共に」、補助的に「どちらも」「同時に」という意味を表す場合は「ともに」と書くと、文章が読みやすくなります。
ただし、媒体や会社ごとに表記ルールが決められている場合もあります。
社内文書を作成するときは、自社の表記ルールがないか確認しておくと安心です。
「共に」は“一緒に・同じ立場で”の意味で使う
「共に」は、複数の人が一緒に何かをする場合や、同じ立場・状況にあることを表す場合に使われます。
たとえば、次のような文章です。
仲間と共に仕事を進める。
地域の皆さまと共に成長する。
夫婦共に出席する。
「一緒に」という意味に置き換えやすい場合は、漢字の「共に」が自然です。
「ともに」は“同時に・どちらも”の意味で使うことが多い
ひらがなの「ともに」は、「どちらも」「同時に」「一方だけでなくもう一方も」という意味で使われることがあります。
品質と価格をともに重視する。
二つの案は、ともに優れている。
両日ともに参加可能です。
「両日ともに」の場合は、「2日間のどちらも」という意味です。
人と一緒に行動する意味ではないため、ひらがな表記が自然です。
「両日ともに」はひらがな表記が自然でやわらかい
ビジネスメールでは、一般的に「両日ともに」とひらがなで書くと、自然で読みやすい印象になります。
両日ともに参加可能です。
「両日共に」と漢字で書いても意味は伝わりますが、少し硬く見えたり、「一緒に」という意味の「共に」と紛らわしくなったりすることがあります。
特別な表記ルールがない場合は、「両日ともに」と書くのがおすすめです。
よくある質問

「両日とも」は敬語ですか?
「両日とも」は敬語ではありません。
2つの日程の双方を表す一般的な言葉です。
ただし、目上の人や取引先に使っても失礼な表現ではありません。
丁寧に伝えたい場合は、語尾を敬語に整えます。
両日とも参加可能です。
両日ともに対応可能でございます。
両日とも都合がつきます。
「両日ともに可能です」は失礼ですか?
「両日ともに可能です」は、失礼な表現ではありません。
社内外を問わず使える、丁寧で自然な表現です。
ただし、「何が可能なのか」を具体的にしたほうが、相手に伝わりやすくなります。
両日ともに参加可能です。
両日ともに対応可能です。
両日ともに訪問可能です。
取引先やお客様に、より改まった印象で伝えたい場合は、「両日ともに対応可能でございます」としてもよいでしょう。
「両日とも大丈夫です」をもっと丁寧に言うには?
「大丈夫です」を、具体的な表現へ言い換えるのがおすすめです。
-
両日ともに参加可能です。
-
両日ともに対応可能でございます。
-
両日とも都合がつきます。
-
ご提示いただいた2日程は、いずれも問題ございません。
-
どちらの日程でも対応可能です。
日程調整では、「参加する」「対応する」「訪問する」など、何ができるのかを具体的に書きましょう。
「両日」と「両日中」はどう違いますか?
「両日」は、2つの日を指します。
両日とも説明会を開催します。
この場合、2日間のどちらの日にも説明会を開催するという意味です。
一方、「両日中」は、文脈によって「その2日間の期間内に」という意味になります。
両日中に回答します。
ただし、この表現では期限がわかりにくいことがあります。
ビジネスメールで期限を伝える場合は、「7月21日までに」「7月20日または21日中に」など、具体的に書くのがおすすめです。
3日以上の候補日には何と言えばいいですか?
3日以上の候補日には、「両日」を使いません。
次のような表現を使いましょう。
-
いずれの日程も参加可能です。
-
ご提示いただいた日程はすべて対応可能です。
-
どの日程でも都合がつきます。
-
3日間とも参加できます。
-
すべての候補日で対応可能です。
ビジネスメールでは、「いずれの日程も」が丁寧で使いやすい表現です。
まとめ|「両日とも」「両日ともに」はどちらも使える
迷ったら丁寧さと相手との関係性で選ぼう
意味に大きな違いはなく、どちらもビジネスで使える
「両日とも」と「両日ともに」は、どちらも「2日間のどちらも」という意味を表す正しい表現です。
意味に大きな違いはありません。
「両日とも」は簡潔で会話的な印象があり、「両日ともに」はやや改まった、やわらかい印象があります。
社内チャットや同僚への連絡では、どちらを使っても問題ありません。
社外や目上の相手には「両日ともに」がやや無難
取引先やお客様、上司へのメールで迷った場合は、「両日ともに」を使うと文章が整いやすく、丁寧な印象になります。
ただし、「両日ともに」自体が敬語というわけではありません。
次のように、語尾まで丁寧に整えましょう。
両日ともに参加可能です。
両日ともに対応可能でございます。
ご提示いただいた2日程は、いずれも都合がつきます。
また、「大丈夫です」よりも、「参加可能です」「対応可能です」「都合がつきます」など、具体的な表現を使うと意図が明確になります。
最も大切なのは日付を明記して誤解なく伝えること
ビジネスメールでは、表現の丁寧さだけでなく、相手に正確な情報を伝えることが重要です。
「両日ともに可能です」とだけ書くのではなく、次のように具体的な日付も併記しましょう。
ご提示いただいた7月20日と21日は、両日ともに参加可能です。
また、「両日」が使えるのは、候補日が2日間の場合に限られます。
3日以上の候補日がある場合は、「いずれの日程も」「すべての日程で」などに言い換えましょう。
相手との関係性や連絡手段に合わせて、「両日とも」と「両日ともに」を自然に使い分けることが大切です。